日常エッセイ:まるす

4コマ漫画「トラフグ姫ちゃん」の主役の座を奪おうと密かに企む丸山姫太郎の父です。丸山家の日常を綴っています。
エッセイ

エッセイ

寒暖の差が大きい日。十分気をつけなあきませんねん。

暖かいなぁ、いうてたら急に寒なって。
そういう時、風邪ひきチャンス
チャンスはおかしいな。
風邪ひきやすいってこと。

そういう寒暖の差が大きい日は、十分気をつけなあきませんねん。
夜とかね。
体冷やさないようにせなあきません。

せやのに、夜、風呂上がり、セコセコとクリスタでイラスト描いとる。
クリスタって絵を描くソフトです。
正式にはクリップスタジオっていいます。
略してクリスタ。

まるけがマンガ描いてるのもそのクリスタです。
タブレットとタッチペンで描くんです。
1台しかないからね。
奪い合いや。
タブレット。

その日の夜は、姫太郎が使ってた。
心配やったんですけど、案の定。
次の日、熱だしよったわけです。

あれね。
両鼻につっこむはず。
確か。

そうですよね?

あの検査。
苦手。

得意って人はいないと思います。

インフルエンザの検査。
もはや、やったことない人なんていないですよね。
細長い綿棒を鼻につっこむんですよ。

かなり奥の方まで。

ガツーンときて。
わたしの行ってる病院はですね。
長いすに座ってツッコまれるんです。

でね。
後ろにね。
壁がありましてね。

もう、わかりますよね。

そう、ガツーンと綿棒をツッコまれるとのけ反って壁に頭をぶつけるんですね。

つらい。
そのあと、しばらく涙が止まらない。

そう、学校を早退したんですよ。
姫太郎が。

急に学校から電話がかかってきてね。
「迎えに来てください」って。

ひとりで帰れないほど酷いのか?
って思うじゃないですか。
だからね。
急いで行ったんですよ。
学校に。
バスで。

最初は、タクシーの方がいいのかなって思ったんです。
スマホでタクシーのアプリ探して、どれがいいのかなぁって。
そうか、あの時間がロスタイムやったんかも。

迎えに行ったときに「遅いやん」ってえらい責められました。
知らんやん。

で、結局バスで行ってるし。

でもね、自転車で行くほうがバスで行くより早いんです。
だから自転車も考えた。

いやいや、病人を迎えに行くのに自転車はないやろ。
と速攻却下。
当たり前やな。

そんなこんなで学校に着く。
高校行くの久しぶりやなぁ。

小学校、中学校なんか、毎日のように行ってたのになぁ。
何しに行ってたの?って話は。。。
まぁ置いておく。

保健室に向かう。
姫太郎が寝てる。
深刻な顔してるんかとおもいきや。

むくっと起き上がって。

「帰ろか」

なんや元気そうやないか。

校門で。
どうやって帰る?
と聞いた。

「自転車で帰る。」
「そうか、そうやろな。」

そして、ひとりバスに乗る父であった。

ではまた。

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